【2024年8月広島旅行|目次】
広島旅行記1 平和記念公園とお好み村 - ルコの甘味日記
広島旅行記2 宮島水族館と夕暮れ時の厳島神社 - ルコの甘味日記
広島旅行記3 うさぎと毒ガス資料館 - ルコの甘味日記
最近、夏の旅行について書かれるブロガーさんが多く、旅行記大好きな私はホクホクで拝読しております。毎日いろんなところに行っている気分になれて、とっても楽しい。
やはりお盆というのは一大旅行シーズンなのですね!
かくいう私も行ってきたわけですが。前回に引き続き、本日も広島旅行のお話です。
はっさく大福をいただく
二日目は、午後から宮島へ。
いきしに、広島駅併設のショッピングモール『ekie』のお土産売り場にて、おやつを購入しました。
こちらは同行した友人のイチオシ。
以前『山もと』さんのいちご大福を一緒にいただいたとき、「これが好きなら、絶対好きなお菓子がある」「でも要冷蔵で日持ちしないから、広島に行ったら、ぜひ食べてほしい」と言われていたのです。
ですから、この旅行でいただくのを、とてもとても楽しみにしていました。
宮島口駅の待合室でいただきました。
八朔らしい、しっかりとした苦味が、こんなにも白あんに合うなんて!フルーツの瑞々しさと爽やかさが素晴らしいです。おもちは分厚く、噛みごたえあり。
全体に甘さは控えめで、大人っぽく、媚びたところのない、「素材そのものを楽しんでもらいたい!」という気概の感じられるフルーツ大福でした。
宮島に到着
フェリーを降りると、熱中症になりそうな凄まじい暑さです。
日本の大概の場所において「京都よりはマシだな」と思う私ですが(京都の夏が暑すぎる)、このときばかりは「ここ、京都より暑くない...?」と思いました。
瀬戸内の日差しゆえでしょうか、気温は数度低いはずなのに、体感が全く負けておりません。
そんな中、真っ直ぐに向かったのは厳島神社。
この時間の鳥居は海の中でした。
強い日差しに照らされて輝く海と空の青、浮かぶ白い雲、遠く見える山の稜線、そして赤い鳥居のコントラスト。夏全開の美しさです。
こちらの橋は勅使の方が使っておられたとのことですが、気の毒になるような急勾配です。なんでこんな設計にしたのか。
実際どんなお靴を履いて、どのようにお渡りになったのか、見てみたいものだと思いました。
宮島水族館へ
灼熱の中、ここから水族館に向かいます。
まさかここで山登りが始まるなんて、誰が予想したでしょう。
とにかく暑い!息をするのもしんどいくらい。ただ、この辺りは、貴船の山によく似ていました。どこか厳かで、木々からパワーが伝わってくるような...。この自然に溢れた、静かな空気感は大好きです。
山を越えた先に、「宮島水族館」はありました。
「これで終わりか〜」と出ようとすると、「はつこい庵」への案内が!
非常に雰囲気があり、一番のお気に入りスポットとなりました。見落とさなくてよかった!
こじんまりとした水族館ではありますが、海獣類が充実していて見応えがありましたし、広島・宮島らしさをしっかりと表現されていて、とても楽しかったです。
夕暮れの大鳥居
水族館から出てくると、潮が引いていました。
大鳥居のすぐそばに、人が集まっておられるのが見えます。
もしかして渡っていけるかしら?
砂浜に降り、潮だまりを避けながらじりじりと歩きました。
丁度日の入りの時間帯。空はえも言われぬ色合いになっていました。
古来より人々の信仰を集めてきたのが頷けます。
揚げもみじをいただく
帰路につく前に、宮島名物「揚げもみじ」のお店に寄りました。
こちらを大層楽しみにしていたのですが、日も暮れたとはいえ、とにかく暑い。
どうしても揚げ物をいただく気持ちになれず、友人のを一口分けていただきました。
これがとっても美味しくてびっくり!
天ぷらのようなサクサクの衣をまとった皮はふわりと口溶けよく、中にはあんこがたっぷり。たい焼きの比ではないくらい、あんこが主役のお菓子です。こし餡の口溶けのよさと控えめな甘さが全体をスッキリとまとめており、揚げたてなことも相まって、油っぽさを感じさせません。
これはぜひ全国に広まってほしい、完成された一品だと思いました。
食べさせてくれてありがとう!!
もう一つの宮島名物といえば「あなごめし」。
夕食にできたらよかったのですが、数々の名店はもう店じまいをされていました。「またいつか、いただく機会がありますように」と願いながら、フェリーに乗り込みました。
船着場のすぐ近くに路面電車の駅がありますが、こちらを使うと時間がかかるので、JRで広島駅まで戻ります。
回転寿司であなごリベンジ
夕食は、お昼にも伺ったショッピングモール『ekie』のレストラン街に、人気の回転寿司屋さんがあるということで、そちらでいただきました。
「生あなご」があるのにテンションが上がりました。
「あなごのようなコラーゲン質のお魚は、生だと硬すぎやしないかしら」と心配しましたが、鯛に似た甘みがあり、美味しかったです。ただ、やはり噛んでも噛んでも噛みきれない感じがあり、いつ飲み込めばいいのか迷いました。
「煮あなご」は文句なく美味しく、この日一番のヒットでした。「あなごめし」を逃したのがつくづく悔やまれます。
こちらは海苔の風味に牡蠣が完全に負けていて、勿体無い印象を受けました。海苔を外していただいた方がよかったかもしれません。
私にとって「ばってら」といえば、あなごの甘い押し寿司なのですが、この「ばってら」は鯖寿司でした。
こちらの鯖寿司は馴染みのものに比べ、漬けの浅いフレッシュな一品。きっとサバの鮮度がよいので、あえて浅く漬け、お刺身のような美味しさを残しておられるのでしょう。生臭さのない、瑞々しいサバには驚かされました。
夕食後はホテルに戻り、二日目も終了です。
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