すっかり冬になったので、ここのところ、パイ生地を練習しています。
先日はパンプキンパイを作りました。フィリングはホットクックで蒸したかぼちゃに、冷凍庫で眠っていたクリームチーズを加え、メープルシロップ、シナモンなんかで適当に味付けをしたものです。
かぼちゃの水分が多い!どうしても個体差がありますね。焼いてちょっと水分が飛んでくれるといいんだけれど。
焼いてみると、半端なくバターが流れ出る!ぶくぶくと沸騰して、揚げ物みたい。ついには流れ落ちて天板の淵に溜まっていく…!
そのうちに中のかぼちゃが爆発してきて、ああ〜と思いつつも見守ります。
焼き上がり。
マフィン型は思いのほかよい焼き色になりました。型からするんと外れて安心、型の底に溜まったバターに何かがまずいと感じます。
ハンドパイの方、表面に牛乳を塗り忘れたことにより、縁と表面で焼き色の差が大きくなってしまいました。あと、フィリングの量がちょっと多すぎました。切れ込みを入れていれば、もしかすると爆発は防げたかもしれません。
マフィン型の方はアッツアツの状態でいただきました。パイはちょっと硬めです。やっぱりフィリングの水分が多く、生クリームやバターを入れていないのであっさりしています。あすけんに脂質多すぎって怒られるのが怖かったもので…!
翌日ハンドパイを温め直して食べてみると、底面は硬いものの、上面はなかなか美味しいパイ生地になっていました。フィリングは、溶け出したバターが時間をおいて馴染んだのか、焼きたてよりも少しこってりに感じ、美味しくいただくことができました。
焼いている間のバター流出事件と、パイの硬さは関連しています。本来バターが層状に細かく積み重なっているところに隙間ができ、さっくりとするはずの生地が、バターが流れていってしまっては膨らまず、硬くなるのです。
通っているお菓子教室の先生に聞いたところ、バターを粉の中で切り混ぜる工程が不十分で、バターの粒が大きすぎたことが原因だそうです。塊が残らないよう、丁寧に細かくすることが大切なのですね。ムラのないきれいな生地を作るのは本当に難しく、練習を続けたいと思います。