ルコの甘味日記

甘いものを食べたり作ったり

上野、あんみつみはしのお赤飯

上野の科学博物館で開催されている、特別展「和食」を見に行きました。

washoku2023.exhibit.jp

様々な展示がある中で、やはり和菓子のところには目を惹かれます。とらやの歴史の長さには恐れおののきました。

展示がほとんど終わったところに休憩スペースがあり、公式ガイドブックを読むことができます。平日で人が少なめなのをいいことに、小一時間も読みふけってしまいました。特に、お菓子に関する部分はしっかりと。

お菓子以外の部分では、江戸時代に卵が一般化したことにより、ぐっと現在の食に近づいたことが印象的でした。あと、最後にうなぎの幼生がいて、こんなに貴重なものを、それも生きた姿で見られるなんて!と感激しました。うなぎは大好きなので、完全養殖にはロマンを感じます。

 

特別展前の腹ごしらえに、あんみつみはしさんを訪れました。

お目当てはお赤飯。昔からお赤飯といえば鳴海さんで、大納言小豆が入っているものでしたが、東京のはささげを使うということで、気になっていました。

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いざ食べてみると、ほわっと温かく柔らかいお赤飯に夢中になってしまいました。小豆の違いは、気にしていなければ気づかなかったと思います。炊きたて温かな状態のお赤飯は、こんなにほんわり幸せな気持ちになるものなんだと感動いたしました。

 

これを書いている今日、鳴海さんの栗赤飯があるからお昼をご一緒しましょうと母に誘われ、実家に寄りました。

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秋には必ずいただく、鳴海餅本店の季節のお赤飯。ほんのり甘いもち米と、とんでもなく大きな栗の素朴な風味が、なんとも贅沢な気持ちになります。

たいてい温め直しはせず、このままいただきますので、私にとってお赤飯といえば、この冷めたもっちもちのものでした。冷めたお赤飯も、もちもちとした食感が際立って、お菓子を食べているような楽しさがあり、大変美味しいと思います。さはさりながら、みはしさんでいただいた柔らかなお赤飯を思い返し、一度鳴海さんの本店で、まだ温かなお赤飯を買って帰り、冷めないうちにいただいてみたいという気持ちになりました。

 

みはしさんに話を戻しますと、付け合わせとおすましのついた、定食のようになっているのが素敵ですね。付け合わせで特に気に入ったのはお昆布です。甘くてお赤飯にぴったり。ちくわが甘辛く炊いてあったのも嬉しく思いました。

他のお客さんは季節限定のおでんを食べている方が多く、そちらもぜひ試してみたい気持ちになりました。また、やはりあんみつ屋さんということで、あんこがとても美味しいのは以前テイクアウトで感じたところですから、あんみつやおぜんざいもお店でいただいてみたいものです。

寒くなってからというもの、毎日おぜんざいが食べたいと思いながら過ごしています… この冬の初おぜんざいはどこのにしようかな。

www.mihashi.co.jp

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