ルコの甘味日記

甘いものを食べたり作ったり

チェコ人と行く秋田 一日目

先日、三泊四日の秋田旅行に行ってまいりました。

チェコ人のお友達に「一度東北に行きたいんだよね、予定が合えば一緒に行かない?」とお誘いいただいたのです。私にとっても東北は未踏の地でしたが、伯母が秋田に住んでおり、随分前から「遊びにおいで」と言っていただいておりました。両親もずっと秋田に行きたいと申しておりましたので、折角なら一緒に、ということで四人で行くことに相成りました。

 

WOLFGANG PUCK PIZZAのハンバーガー

四月某日、伊丹空港から出発です。

家族みんなが大好きなステーキハウス、ウルフギャング系列のカフェが伊丹にはあるということで、フライトまでの時間を縫って買ってまいりました。

定番のWPアメリカンバーガー

流石はウルフギャング、やっぱりお肉が美味しい!

噛みごたえのあるパテは、噛む度に牛さんの香りと旨みが広がります。最後の一口まで楽しめるビッグなサイズが嬉しい。サクッと香ばしく、小麦の旨みがしっかりと感じられるバンズも申し分ない美味しさです。

ガーリックの効いたアメリカンなハンバーガーを堪能し、「目的地に着く前から幸せすぎる!」という気分になりました。

 

旭南高砂堂 本店

伯母一家に会うのは二日目から。初日は秋田市内の観光です。

真っ先に向かったのはもちろん甘味屋さん!秋田を代表するお菓子屋さんの一つ『旭南高砂堂(きょくなんたかさごどう)』さんに伺いました。

住宅街の中にあります
和菓子コーナー

「花見だんごといえば三色団子!」と思いきや、あんこに包まれていてびっくり。関東式のさくら餅にも、ここが旅先だと実感させられます。

「方立」に「おげそく」

お供え用のお菓子に思わず反応してしまいました。というのも、お供え用の白餅のことをうちでは「おけそくさん」と呼ぶのです。こちらの「おげそく」は間違いなく同じ由来でしょう!軽くて乾燥した、落雁のような「おげそくさん」は、すぐ固くなったりカビたりするお餅よりも便利に違いありません。

洋菓子コーナー

和菓子と同じかそれ以上に洋菓子も取り扱っておられました。ショーケースには季節の苺の生ケーキがずらり。秋田犬ぷりんがとっても可愛かったです。

 

まち子姉さんのごま餅

こちらでのお目当ては、高島屋さんの名物バイヤーさんがご紹介されていた「まち子姉さんのごま餅」。

 

オープンケースにありました

お日持ちが10日ほどあることを確認して購入を決めたものの、お会計時に「20度以下で保存してくださいね」と言われて焦ります。結局、その日はホテルの、翌日からは伯母のおうちの冷蔵庫に入れておくことになりました。

帰宅後いただきました

なんと一個あたり300kcal!たねやのどら焼き二つ分です。和菓子のカロリーとは思えません。

胡麻の脂質の高さゆえにそんなことになってしまうわけですが、PFCバランスで見れば悪くなく、ミネラルと良質な油がたっぷり。パッケージの「ヘルシーな郷土菓」という言葉に嘘はないように思います。

きらきらと光沢のある美しいお菓子です

いただいた瞬間に「美味しい!」と思いました。口いっぱいに広がる胡麻の香りと旨みに、控えめな甘さ。ねっとりもっちりとしたお餅は、噛んでみればふわりと柔らかく、細かな皮がシャリシャリと楽しい食感を生んでいます。これでもかと胡麻が入っているにも関わらず、後味はすっきり。どこかおかずっぽく洗練された味わいは、いいとこのお料理屋さんの一品として出てきても違和感がないように思います。

厚さは1.5センチほど

このお菓子の特徴は、黒ごまのお餅と白ごまのお餅がマーブル状に合わされていることです。頑張ってそれぞれを齧ってみますと、黒ごまの部分の方が香りが強く、白ごまの部分はごまの味をわかりやすく感じるように思いました。

甘さが控えめなので、ぺろっと一枚を食べてしまえます。食べ終わった頃に突然満腹を感じて「いったい何が?」と戸惑うこの感覚は、ホットケーキを食べた時に感じるのと全く同じものでした。粉もんでもないのに面白いですね。

 

京都に戻ってすぐ、お友達に「あれ食べた?」と聞かれました。まだだと申しますと「すぐ食べた方がいい」と。「ごまの味が強くて、すっごく美味しかった」と言ってくれました。翌朝には私もいただいて「美味しい!」と感動。「もう一枚ちょうだい」と実家にお願いしてしまうほど気に入りました。

 

もう一軒、『菓子舗榮太楼』さんにも伺いました。こちらは長くなってしまうので、また日を改めて書かせていただきます。

また、秋田城跡も訪れました。古代のトイレなどそれなりに楽しんだにも関わらず、一枚の写真も撮っていませんでした。和菓子屋さんとの熱量の差に、我ながら如何なものかと思います。

 

市場 いちばん寿司

夕食は秋田駅近くの回転寿司屋さんで。

市場の中にありました
ソイ(440円)とざっぱ汁(220円)

ソイは甘みのある、鯛に似たお魚ですが、鯛よりも身がしっかりしているように感じました。

ざっぱ汁(あら汁)には、お値段からは想像もつかないほど沢山のお魚が入っていました。このお椀の中になんと目玉が四つ!目の裏のプルプルした部分が好物の私は大喜びです。

どれも身が分厚く、美味しいお寿司でした。京都は海が遠いため、海鮮が弱いのです。海の近くに来ると、お手頃価格で美味しい魚介類が食べられるのが羨ましくなります。

 

夕食後は早めにホテルに戻り、翌日からの観光に備えました。

 

www.wp-japan.jp

www.okashiyasan.co.jp

tabelog.com

にほんブログ村 スイーツブログへ

 

micropia.hateblo.jp

micropia.hateblo.jp

micropia.hateblo.jp