ルコの甘味日記

甘いものを食べたり作ったり

ホットクックで発酵あんこ。甘くなかったので工夫して食べ切ります。

今週のお題「あんこ」

先日、ホットクック部で「発酵あんこ」のレシピをお見かけしました。

なんでも、米麹の力で小豆を発酵させると、お砂糖要らずの甘いあんこが出来上がるとか。

低GIで低脂質、食物繊維も豊富。なのに甘いなんて、なんと魅力的な食べ物でしょう!早速挑戦してみました。

 

ホットクックで発酵あんこ作り

参考にしたのはこちらのレシピ。

kurasi8376.net

まず、ホットクック「No.122 つぶあん」で小豆を茹でます。

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茹で上がり。味見してみると、「お豆煮たなぁ」というお味。

あまり小豆の香りもお味もしないのは、スーパーの一番お安い小豆だからでしょうか。渋みや雑味がないのはよかったです。

 

米麹を加え、「No.106 あずきの甘酒」で調理します。


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6時間後。お米が完全に見えなくなりました。

どうやらできたらしい、ということで、仕上げとして5分ほど煮詰めました。

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どのくらい水分を飛ばせばよいのかもわからないまま、ひとまず完成。

早速いただいてみます。

 

甘くない...!

いえ、甘くはあるのですが、本当に微かな甘みです。どれくらいかというと、お餅から感じるお米の甘みと丁度同じくらい。そして酒粕のような香りが強く、好みが分かれそうです。

 

このまま食べてもそれなりに美味しいものではあるのですけれど、正直に申しまして、もう少し甘いことを期待していました。

失敗?それともこういうもの?よそでいただいたことがないので、「正解」はわかりません。

 

なにはともあれ、ここから、この「発酵あんこ」を(お砂糖をなるべく加えずに)美味しくいただくチャレンジが始まりました。

いろいろと作ってみたので、レビュー形式でお送りします。

 

発酵あんこの食べ方 7選

焼き餅のあんこ添え(無糖)

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美味しさ:★★☆☆☆

合ってはいるが味がない。お餅を食べ進める推進力がゼロ。お砂糖が欲しい。

健康度:★★★★☆

お餅のGI値が高い分、星-1です。

手軽さ:★★★★☆

焼いている間、目が離せない。レンジ茹でなら手軽さは星5だけど美味しさが星1になる。

 

蒸しかぼちゃのあんこ添え(無糖)

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美味しさ:★★★★

ホットクックで蒸したかぼちゃは、それだけでいくらでも食べられそうなくらい甘くて美味しい。あんこもレンジで水分を飛ばすと甘みが増した。全体として、ぎりぎりスイーツと呼べるくらいの甘さ。

健康度:★★★★★

食物繊維、カリウム、ポリフェノール豊富。小豆は意外と高タンパクなので、PFCバランスも悪くない。

手軽さ:★★★★★

いつものかぼちゃに添えるだけ。

 

あんこヨーグルトパフェ(無糖)

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美味しさ:★★★★

甘みのなさが気にならず、まろやかで美味しい。バナナの甘みが加われば言うことなし。

健康度:★★★★★

脂肪ゼロヨーグルトという「あすけん」最強の存在とのコンボ。

手軽さ:★★★★★

毎朝のヨーグルトに添えるだけ。

 

ミルクぜんざい(無糖)

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美味しさ:★★★☆☆

液体部分だけだと美味しいけれど、やはりお餅を食べ進める推進力はゼロ。

健康度:★★★★☆

普通の牛乳だと脂質が気になる。

手軽さ:★★★☆☆

お餅と小鍋の面倒を同時に見る必要があり、地味に手間がかかる。

 

あんまん(無糖)


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美味しさ:★★★☆☆

あんこに生地を食べ進める推進力がない。ここまでの流れでなぜ予想できなかったのか。

「スイーツ」から「おかず」に寄るため、お砂糖や蜂蜜よりもお醤油をつけて食べるのが美味しかった。これを「あまじょっぱい!」と思える程度の甘みはある。

包むあんこの量が少なかった。倍くらい入れれば、これだけで美味しくいただけたかもしれない。

健康度:★★★☆☆

GI値は高めだけれど、低脂質で悪くない。お醤油をつければお砂糖がいらない点もGood。

手軽さ:★☆☆☆☆

生地をホームベーカリーで捏ねれば星3に。

 

抹茶とあんこのマフィン


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美味しさ:★★★★★

美味しい!あんこが抹茶の生地をしっかり引き立て、相乗効果を生み出している。トッピングの胡桃もよく合う。冷凍後に解凍すると麹の匂いが飛び、万人受けするスイーツに。

健康度:★☆☆☆☆

お砂糖とオイルたっぷり、本末転倒とはこのことです。でも美味しい。

手軽さ:★☆☆☆☆

計量するものも、洗い物も多い。

 

あんこのパルミエ

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美味しさ:★★★★★

ガリガリで美味しい。あんこの味も香りもせず、ひたすらバターと小麦の香りと旨みが楽しめる。

健康度:★☆☆☆☆

「バターたっぷりのパイ生地」であんこを巻き、「両面にたっぷりお砂糖をまぶして」焼きました。

手軽さ:★★☆☆☆

シンプルな成形。フードプロセッサーやパイシートを使えばさらにお手軽に。

 

「発酵あんこ」おすすめ食べ方ランキング

一位:あんこヨーグルトパフェ

二位:蒸しかぼちゃのあんこ添え

三位:抹茶とあんこのマフィン

 

一番美味しいと思ったのは抹茶マフィンでした。

ただ消費したいだけなら、マフィンを大量生産するのが一番幸せになれます。

 

しかし、そもそも「発酵あんこ」を作ろう!と思い立つような方は、なにかしら健康に気を使っておられることでしょう。

そういった方々へのおすすめの食べ方は

  • そのまま食べる
  • ヨーグルトやバナナ、蒸し野菜など、そのまま食べても美味しいものと食べる

となります。

様々やってみましたけれど、結局そのまま食べるのが楽かつ幸福度が高いと思いました。

 

発酵時間を長くすると?

発酵しきっていなかったことが甘くなかった原因ではないかと考え、二回目では発酵時間を長めにとってみました。

発酵開始から8時間。お味見すると「一回目よりはちょっと甘いかな?」くらいの印象で、それほど大きな違いはありませんでした。

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さらに1時間延長したところ、発酵臭と若干の渋みが出てきてしまいました。発酵時間は長くても8時間までにしておくのが無難そうです。

 

ここからホットクックの「煮詰める」で14分、見慣れたあんこの水分量になるまで煮詰めたところ、甘みは明らかに増しました。麹の香りも飛び、かなり美味しくなります。

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ホットクックで作る「発酵あんこ」。しっかり煮詰めれば、それだけでもりもりと食べてしまうくらいには美味しいものでした。でも、もっと美味しくなるのでは...?とどこかで期待してしまっている私がいます。

まずはスーパーの一番お安い小豆じゃなくて、ちょっとお高いやつを買ってみようかしら。

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