本日はバレンタイン!
お菓子作りを趣味とする私にとっては、家族以外の人に手作りのお品を配っても許されやすい、嬉しい日です。
今年は、先日セリアから発売された、鳥獣戯画のクッキー型を使うと決めておりました。

というのも、毎年チョコを受け取ってくれるお友達が、LINEスタンプをいくつも取り揃えているほどの鳥獣戯画好きなのです。
さて、これを使って何を作ろうかしら、と頭を捻ります。
小中学生のバレンタインではないのですから、単なる型抜きクッキーよりも手の込んだものを作りたいものです。アイシングはありきたりですし、生チョコサンドやバターサンドは美味しいでしょうけれど、鳥獣戯画である必然性にかけ、要冷蔵になってしまいます。
考えた末、「背景をつける」ことにいたしました。背景のクッキーは市松模様にして、蛙さんと兎さんを固定すれば、鳥獣戯画らしい和の雰囲気が出ないかしら。折角なら、抹茶やきなこでお味も和風にしてみましょう!
クッキー生地作り
型抜きクッキーの生地は安定のmisaさんレシピ!
背景のアイスボックスクッキーの生地はこちらをもとにしました。
まずは材料を測りとります。粉は一度振るってよく混ぜました。
これが終わった段階で、面倒くさいパートの大半をクリアしたような気持ちになります。

先に型抜きクッキーから。
いつものように柔らかくしたバターにお砂糖を混ぜ、卵を加えて、

半分にはバニラオイルを混ぜ、粉類を振るい入れます。

ざっくり混ぜたら、今回は表面をできるだけ滑らかにするため、フレゼをしました。

我が家にはバットがないのでフライパンを動員するも、フッ素加工を傷つけていないか心配になります。

もう半分は抹茶入りのお粉で、同様に。

型抜きクッキー生地の完成です。冷蔵庫で一晩寝かせます。

アイスボックス生地は、きなこ味とココア味で作りました。この組み合わせ、意外と相性がよく、一緒に食べても美味しいのです。

こちらはボウルに押し付けるようにして生地をつなげました。粉の14%程をきなこにしたところ、かなり纏まりにくくなりましたが、根気よく続けますと纏まりました。

こちらも冷蔵庫で一晩寝かせます。

型抜き・成形
型抜きクッキー生地は5mmのルーラーを使って延ばし、冷やしたお皿の上で型抜き。

スタンプ型を使うのは初めてでしたが、特にお顔が難しい!
ぎゃああとなるようなお顔の子達を生んでしまいました。ごめんね。

何度かやっているとコツが掴めてきて、ほとんど失敗しなくなりました。

なかなか技術の必要な作業で、普段お菓子作りをされない方には少し難易度が高そうです。
セリアのこの型を気に入り、試作をせずにバレンタイン前日を迎え、これでクッキーを作ろうとして泣きを見た方が、日本のどこかにおられるのではないかしら...。
アイスボックスクッキーの方は、ルーラーで8mmの厚さに延ばし、包丁で正方形に切ります。

二種を市松模様に並べ、卵白を使って接着させました。

焼成
型抜きクッキーは、160℃ 15分。

ちょっと温度が高かったかも…!縁が色づいてしまいました。

アイスボックスクッキーは、160℃ 1分 → 150℃ 25分焼いてみました。

シルパンのおかげで型崩れなく膨らみ、無事に隙間が埋まりました。

仕上げ
お友達にあげるものはハート、両親にあげる方は木のクッキーと組み合わせてデザイン。
テーマは『兎のことが好きすぎる蛙の戯画』です。

アイシングを糊代わりにして組み立てます。ハートと木にはフードペンでお絵かきしました。

アイシングが多いと、背景に押し付けたときにはみ出てしまいます。
トンボ鉛筆のこの、消えるタイプのスティックのりの色なのに、消えてくれないことを残念に思いつつ、爪楊枝で取り除きます。
これにて完成です。

簡単なラッピングでも、包むとそれらしくなってくれました。

裏面には小さい猫ちゃんを。

スタンプ型が綺麗に抜けなかったときは絶望しかけましたが、プレゼント用の分はなんとか準備ができて、一安心いたしました。
こちらをお友達にプレゼントしたところ、スマホの壁紙にするほど喜んでいただきまして、とっても嬉しかったです。
セリアのスタンプ型、今回でコツを掴むことができましたので、またクッキーサンドを作るときなど、積極的に使っていきたいと思います。